適当人間ですが

適当に生きてます。趣味で原付の修理やカスタムやってます。

MD90をいじってくよ 4(始動できない原因は点火系が原因だった)

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錆びだらけのシリンダー。リペアパーツはない。ここまで復旧すると、ワクワクより、ブローしてもいいやってなってくる

ようやくOHの時点で見えてきた必要なパーツが届いたからさっさと復旧させていく。

ミッションの組み込み以外は基本的にパーツの交換とかだからそんな難しいことはない。

エンジン降ろしてるからクランクケースのはめ込みとか楽だよね。横にしたりできるし。

 

ちょっと苦戦したのが、シリンダーヘッドの燃焼室周りの銅ガスケットね。うまくはめようとしても、シリンダーと密着させようとしてもぽろっとずれちゃうんだよね。何回もやって、薄い銅板だから、形がくたびれてきたので、もういいやってなって禁断の「多用途接着剤」を内側に塗った。あの透明のブニブニしてるやつ。この時点でブローするかもって完全に諦めてるんだよね。普通の人だったら液状ガスケットを接着剤代わりに塗るのが普通だと思うけど笑

 

一回圧着してからもう一回引き抜いたら、ガスケットからブニブニがはみ出て燃焼室にあふれ出してやがった。

 

腰上が組みあがったら、インマニとキャブレターとAI(ブローバイ対策の)の線やらいろいろつなぐ。マフラーも。

 

そのあと期待の鬼キック50連発お見舞いしたけど、まったくかからなかった。

マフラーはほんのり暖かいし、若干臭い。生ガスだ。

 

ガソリンエンジンは当たり前だけど、火が飛んでないと着火しないので、プラグから火が飛んでいないってことはガソリンに着火してないってことになるからそりゃエンジンはかからんだろってことで、プラグから火が飛んでいるか確認してみる。

 

 

やり方は簡単。プラグを外したあと、プラグコードにくっつければいい。で、鉄の部分にあててキックすれば火が飛んでいることが確認できる。俺はアホだから、アルミの部分にあてながらキックしてたからそりゃ火花が飛ぶわけないわって慌てた。

ま、すぐに気づいて鉄の部分(シリンダーのフィン)にあてたら火花がとんだから点火は問題ない。

 

ということは?

 

MD90はCDI積んでるけど、点火系はポイント点火だからヘッドのスパークアドバンサーが正しく組まれてないってことは?と考えて次の朝確認してみることに。

 

 

そしたら案の定、圧縮上死点位置(フライホイールのTマークとクランクケースの切り抜き位置が重なる部分)でのパルスジェネレーターとスパークアドバンサーの接点の位置がずれてやがった。

ただ、これは抜いて付け替えるとかちょっとずらすとかそんなレベルで修正できないから、もっと奥の部品、カムスプロケットまでいかないといけないのだ。Tマークの時点でスパークアドバンサーとパルスジェネレーターが完全にずれてたら必然的にフライホイールとカムスプロケットの圧縮上死点位置がずれているってことになる(スパークアドバンサーとカムスプロケットは同軸のため)のでカムスプロケットの位置を修正することにした。

 

 

カムスプロケットが見えたら、フライホイールをTマークに合わせてみる。

そしたら、カムスプロケットの〇マークが水平でかつヘッド側にいなければいけないのに、全然違う向きになってやがった。

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〇マークとクランクケースの切り抜き。〇マークは残念ながら、カムシャフトのボルトとカムチェーンに被って見えなくなっている。



 

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正しい位置。こういうこと。

 

組み込むときに、フライホイールをTマークと切り抜きに重なるように合わせたら、カムスプロケットをカムチェーンから外して手動でカムスプロケット用の切り抜きに合わせないといけないのよ。

 

修正はちょっとめんどくさいけど、シリンダーヘッドまではばらさなくていい。

カムスプロケットを調整するにはビンビンのカムチェーンを緩めなければならないので、まず、エンジン下部にあるカムチェーンテンショナー用のドレンボルトを緩める。MD90のカムチェーンテンショナーは手動式なので、マイナスドライバーで調整用のネジを限界ギリギリまで緩める。(完全に外すとオイルがドバドバ出てくるので注意)

カムチェーンが緩んだところで、カムスプロケットを手動で〇マークを切り抜きに重なるように持ってくる。必ず、目線の高さに気を付けて〇マークと切り抜きを合わせる。

 

カムスプロケットの調整が終わったらカムチェーンを張りなおして終了。

 

さて次は、ポイント点火の代表格、スパークアドバンサーとパルスジェネレーターの調整だ。

 

やり方としては、フライホイールを今度はFマークを切り抜きに合わせてあと、スパークアドバンサーを組み付ける。そしたら、パルスジェネレーターを取り付ける。この時、必然的にスパークアドバンサーとパルスジェネレーターの金属の接点が平行になっているはずなので、うまく合わないようなら、しっかりFマークを合わせているか、ちゃんと目線の高さでカムスプロケットの〇マークに合わせたかを確認したほうがいい。

 

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ちなみにこれらに気づくまで半日かかった。フライホールとカムスプロケットの位置合わせは組み上げるときには当然知っていななきゃいけないことっつうわけなので反省。

でもスパークアドバンサーとパルスジェネレーターの位置調整の情報ははいくら探しても見つからんかったわ。だからCT110の部品にも同じ機構が使われてたはず、と思い出して再度検索して問題解決。結局はサービスマニュアルがないのが痛い。

 

 

で、なんとかエンジンがかかったわけだす。

結論としては、タイミングホイールがずれてることで吸気・圧縮・爆発燃焼・排気の順番が狂ってしまったんだね、ってことで自分なりに考察。ま、そこらへんのカブオヤジに聞けば詳しいことわかるかも・・・

 

 

そうそう、エンジン回したらなぜかエンジン音静かになってない??

カーボン落としたからなのか?

 

なにもともあれ、OH後だからエンジン内をきれいにするつもりで、ゾイルのフラッシングオイルを回した。外付けのオイルフィルターがあれば、ゾイルを回した後に必ず交換しなきゃなんだけど、カブは外付けオイルフィルターがないので(後期のJA44には搭載)ゾイルを抜いた後そのままエンジンオイルを入れたわ。

 

う~ん、4速最高だわ。相変わらず燃費は悪いけど、高回転でぶん回す感じがなくなっただけよしとしよう。